2023年を振り返って
- 委員会 新聞
- 2024年1月1日
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暗いニュースが多く飛びかった2023年。世界ではロシア、ウクライナ情勢に加えてパレスチナ問題により世界中で多くの紛争が行われた。現在も消息が見えない状況が続く。難民キャンプや防空壕で暮らす住民は日々怯えながら朝を迎えている。自分たちが住む日本でも円安が続き物価高で多くの人の生活に影響を及ぼした。
そんななかで新型コロナウイルスが5類に引き下げられたことが今年いくつかあったの明るいニュースのうちの1つではないだろうか。3年間のコロナ禍の生活の制限が緩和され学校行事もコロナ以前の状況を取り戻した。
コロナ禍を経験し、乗り越えたからこそ得た発見があった文化祭。制限された中ではあったが伝統を見直した上で改善し行ったクラスパフォーマンスをはじめ、新しい伝統になりうる企画を生み出すことができた。またキッチンカーを出店するなど外部の力を最大限に活用し盛り上がり成功を収めた。
また今年もクラスマッチが2日に渡り行われた。運動会では、新たに各チーム応援団のパフォーマンスが取り入れられ、応援団長たちからは学年を超えて応援したことで絆を深められたと喜びの声が数多くあがった。
青・赤・黄・緑に分けられた各チームの士気は上がり、アツい戦いが各種目で行われることとなった運動会。体育委員長の塚田麗さんは「大変なことが多かった」と話した一方で「全校生徒が楽しんでくれた体育祭を創りあげることができた」と振り返った。
部活動の活躍を振り返ると、なんといっても硬式野球部が夏の甲子園に8年ぶりに出場を果たしたことが筆頭に挙げられるだろう。スタンドで応援を行うチアリーダー部は初戦から野球部の活躍を目の当たりにしていた。1試合ごと勝ち上がるチームを応援していくなかで感じた応援団の声援、団結力は選手たちに強力なパワーを与えるものであった。甲子園でも一体感のある応援が選手を後押しした。
また秋には学校史上初の出来事が。野球部の横山聖哉選手がパ・リーグ3連覇を果たしたオリックスバファローズからドラフト1位指名を受け、学校が沸いた。ドラフト指名が確定し、学校での記者会見後チームメイトや後輩に歓迎され、胴上げなどで祝福してされる光景が印象に残っている。横山選手は、最高の笑顔で仲間と喜びを噛み締め、上田西高校で野球をできたこと、指導者や仲間に恵まれたことに感謝の気持ちを表した。プロへ行っても母校で過ごした3年間の努力や積み重ねてきたことを忘れずに全力を尽くして欲しい。
オリックス・バファローズの本拠地である大阪で行われた入団会見では背番号34を背負うことが決定し、プロ生活への第一歩を踏み出した。これまで多くの記者会見のなかで横山選手はチー厶を引っ張っていけるような存在になりたいと述べており大いに期待がかかっているが、前に進むことを恐れず頑張って欲しい。
(文章=大田すみれ)